【書評】落合陽一「超AI時代の生存戦略」を読んだ感想!ワークアズライフを目指すには?

みなさん落合陽一さんという方をご存知でしょうか。

私から見て一言でいうと、「天才」というイメージです。

落合 陽一(おちあい よういち、1987年9月16日 – )は、日本の研究者、大学教員、博士(学際情報学)、メディアアーティスト、実業家。ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 代表取締役社長、筑波大学 学長補佐・デジタルネイチャー推進戦略研究基盤 基盤長・図書館情報メディア系 准教授 デジタルネイチャー研究室主宰[1]。

情熱大陸でテレビ出演してから一気に認知度が上がったとは思いますが、落合氏の考え方は非常にロジカルで聞いていて「なるほどなー」と思う事が非常に多いです。

今回はそんな落合さんが書いた「超AI時代の生存戦略」のレビューをしていきたいと思います。

ちなみに私と同じ1987年生まれで、凄く親近感がわきますが、自分とはかけ離れすぎた天才…

AIだったりシンギュラリティに関する知識が全くないサラリーマンである私が読んでも、凄く自分のためになりました。

そもそも、シンギュラリティってなんだよ…ですよね。

正直、読んでいてもよく理解できない内容も結構多かったですが、それ以上に考えさせられることが多かったです。

自分も、「ワークアズライフ」を目指して頑張りたいと思える本でした。

まずは、読む前に最低限覚えておいたほうが良いことから説明していきます。

シンギュラリティとは?

シンギュラリティという言葉はこの本を読む前に絶対知っておいた方が良いです。

技術的特異点(ぎじゅつてきとくいてん、英語:Technological Singularity)、またはシンギュラリティ(Singularity)とは、人工知能(人工超知能、汎用人工知能、AGI)の発明が急激な技術の成長を引き起こし、人間文明に計り知れない変化をもたらすという仮説である。

今まで、人類が大きな発展をしてきましたが、このシンギュラリティというのは2045年頃には今までとは比べ物にならないくらいの、技術的なテクノロジーの発展を迎えるでしょうという事らしいです。

AIで人間の仕事がなくなり、優秀なAIがさらに優秀なAIを開発して、そのAIがさらに優秀なAIを開発する…

怖いですね…!

そうすると、人間には理解できないような世界が急速に発展する可能性があるかもしれない。

そんなシンギュラリティと向き合って、どうやって生存していくかというのがこの本の大枠です。

ここからは、落合氏が言及している事で自分が共感できた部分をいくつかピックアップしていきます!

ワークアズライフが大事になる

いまの社会において、雇用され、労働し、対価をもらうというスタイルから、好きなことで価値を生み出すスタイルに転換することの方が重要だ。

work as life(ワークアズライフ)

つまり、ライフとしてのワークというのが、ワークアズライフという事です。

ちょっと分かりづらいですが、、

今まではワークライフバランスというのが一般的でした。

要するに、仕事とプライベートは別という考え方。

今までは、1日24時間のうち8時間仕事して8時間寝て、残りの8時間をなにするかという考え方が一般的。

仕事睡眠生活の3つが分けられていました。

でもこれからは、睡眠以外は、仕事も生活も区別なくやっていく必要があるという考え方です。

AIに仕事が奪われていくという事は、人間の個性だったり、趣味だったりが大事になってくるので、それを仕事にして生活と区別なく働いていくという事ですね。

そうなると、今度はいかにストレスを分散させて生きていくかが大事になってきます。

これを自分自身に当てはめると、趣味のカメラを本気で仕事にして、ブログも書いてお金を稼いで生活をしていく…?

とかって考えるけど、それが仕事になったら、ストレスも溜まるだろうしストレス発散の為に違う趣味に逃げそうな気もする…。

まぁでも確かに落合氏が言うように、AIに仕事が奪われる事を考えると会社に依存して生きていく考えは古くなっていくのは目に見えていますね。

コミュニティは「30人」が限界

一人一人が責任感を感じられるレベルはだいたい30人くらいが限度だと言われている。

ベンチャー企業でも、人が増えてくると意思決定がしづらくなり、責任の所在も分からなくなりやすい。

確かに、自分の環境に置き換えると納得できる事がありました。

仕事中に電話が鳴っても、オフィスに人が多くなってくると、誰も電話に出なくなる現象です。

きっと、誰かが出てくれるだろう…と思っている人が多いのか電話対応をしなくなります。

これが、小さなオフィスだと自分がでなきゃ…!という気持ちになるので、責任の所在がわかりやすくなります。

仕事になる趣味を「3つ」持て

AI時代がきてもAIには趣味性がないので、人間の趣味性は必ず残るはずだから趣味が大事になってきます。

幸いにも自分は趣味が多いです。

カメラ、金魚飼育、ピアノ、マラソン、釣り等…

でも落合氏が言うのは、仕事になるような趣味を3つ…

難しいですね~。

でも、仕事になるくらい趣味を極めればAI時代も生き残れる可能性がでてきそうです。

「ヒマなとき何する?」が大事

「一番やりたいことって何か?」といえば、「すべてのタスクから解放されたときに、最初にやりたいこと」だと思う。

自分であれば、最近は「読書」か「ブログを書く」ですね。

そして、その先にあるのが何かを考えるのも大事。

読書して、得た知識を自分の物にして、ブログに書く。

そして、ブログからの副収入で人生豊かにしたいっていう所でしょうか。

ストレスと報酬関係を理解する

「ドキドキする」というのと、「報酬がある」というのを組み合わせると、人は「テンションが上がる」ということが、すごく重要なことだ。

スポーツ観戦もパチンコなどのギャンブルも全部ドキドキ感があって、その先に報酬があるとテンションが上がるという事を言っています。

そして、自分の仕事の中でも同じようなドキドキ感と報酬というロジックが大事で、それがワークアズライフに繋がるらしい。

確かに、仕事が楽しい!って思えるときって「うまくいくかなー」というドキドキ感の後に「成功」という報酬があるとテンションが上がりますよね。

それをコントロールすることで、ストレスをためずに仕事を楽しむ秘訣かもしれません。

自分にとっての報酬は?

ギャンブル・コレクション・心地良さ

先ほど述べた報酬は「うまくいくかなー?」というギャンブル的なドキドキ感からの報酬でした。

それ以外にも、収集するコレクション的な報酬やより体感的な心地よさという報酬もあると言っています。

自分の場合は、スポーツもずっとやっていたので、五感的な心地よさの報酬が大きい気がします。

例えば、マラソンで走り終わった時の快感が報酬だと思います。

他にも、ブログの記事を積み上げて目標の記事数までいった時は、コレクション的な報酬としてテンションは上がっている気がします。

一度覚えて、一度忘れる

あらゆるものを、「ググればわかる」というレベルの状態で頭の中に保持しておく知識の付け方がすごく重要だ。

きっとプログラマーとかはそういう人が多いんだと思います。

難しいコードを全部頭に入れていて、それを何も見ないで打ち込むというよりは、こんなことができるコードがあったよなーというのを覚えていて、あとはググればわかるという状態のことを言っているんだと思います。

確かに、スマホからも情報にすぐアクセスできるのに、全部を頭に叩き込むのは無駄だと思いますね。

外見には気を使うべきだ

世界的に見て「自分らしい服」というように考えると、おそらく服を見つけるのが難しくなってしまうので、普通に何も考えずに感覚で選んでいったら勝手に周りから見て個性的になっていく、ということが望ましい。

私はファッションに関して全く興味がないので、この本を読んで実は一番ささったのはこれかもしれません、笑

確かに、AI時代には個性が大事になってくるという事を考えると、ファッション雑誌をみてみんなが同じ格好をすればそれは個性じゃなくなります。

であれば、自分でこれを着たいと思うものを着ていればそれが個性になるんだなーとなんだかすくわれた気分になりました。

最後に

AIの事も良くわからない素人サラリーマンである私がこの本を読んで学んだことは、

個性や趣味を大事にしていき、会社に依存しないで生活の一部として仕事をしていく必要がある

ということです。

このブログからも少しだけ収益が出ていることを考えると、こんな感じで少しずつ収入源を増やして、仕事と生活の区別をなくしていく必要があるんだなーと実感しました。

落合陽一さんの本を見ると、なんとなく未来が見えて面白いです。

副業を考えている人や趣味を仕事にしたいって考えている人、AI時代がきたらなにが求められるのかを知りたいって人にはおすすめです。

是非、みなさんも読んでみてください!

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