難発性の吃音で「お電話ありがとうございます」が言えない人へ伝えたい事

こんにちは。むらブログを運営しているムラ(@MuraBlog)です。

今回は、自分が実際に凄く悩んでいた「難発性の吃音」について記事にします。

何年も悩んでいましたが、最近やっと悩みを解決できたので、どんなことを試して、何がどのくらい効果があったのか等を実体験でお伝えしたいと思います。

この難発性の吃音は馬鹿にできないくらい精神的に病みますし、辛いんです。きっと本人にしか分からないですが…。

受電した時の第一声で詰まってしまう人へは、是非見て頂きたいです!

追記2018/04/17
この記事を書いてから、同じように悩んでいる方から沢山メールを頂きました。実際に悩んでいる方は多いです。打ち明けていないだけで、一人で悩んで戦っている方が多いんだなーと実感しました。一人で悩まずに、話を聞いてもらうだけで楽になりますので、気軽にお問合せを頂ければと思います。下にコメントできる欄もありますので、お気軽にコメントもしてください!

難発性の吃音とは?


そもそも、難発性の吃音とは何でしょうか。

簡単に言うと、最初の言葉がでなかったり、出るまでに時間がかかったりする吃音の種類です。

下の画像でいうと、左側のつまるという症状です。

引用:https://style.nikkei.com/article/DGXKZO19661070U7A800C1TCC001

吃音には、3種類あります。

吃音の種類

  • 難発性(第一声に詰まる)
  • 伸発性(伸びてしまう)
  • 連発性(連呼してしまう)

あるニュース記事にはこんな書いてあります。

吃音は2~4歳から症状が出始め、幼少期は20人に1人にみられるが、約7割は3年ほどで自然になくなる。成人になると100人に1人になるともいわれている。

意外と悩んでいる人は多いのかもしれません。

私の場合は、電話対応で第一声が出なかったり、吃ったりして悩んでいたので、難発性の吃音に当たります。

お電話ありがとうございます。株式会社〇〇です。

これは、コールセンターのバイトでも、事務の仕事でも、営業でも、電話対応がある仕事の場合には絶対に言わないといけないフレーズ。

ですが、私は第一声の「お電話有難うございます」が詰まって発声できませんでした…。

言えたとしても、声が出るまでに時間がかかります。

どの位の時間がかかるかというと…

プルルルル、ガチャ、(1、2、3、4秒…)

「ぉっ、お電話有難うございます!」

ってな感じです。

まぁ、これでもましな時だと思います。

本当にひどいときは、電話にでているのに、喋れなくて切電してしまったこともあります…。

周りには、恥ずかしくて言えないので「電話でたけど、切れちゃった」とかって嘘をついてましたね…。

いつから難発性の吃音になったのか?

正直いつからなのかは分かりませんが、自覚があるのは20歳くらいの時に居酒屋でアルバイトをしていた時が一

正直いつからなのかは分かりませんが、自覚があるのは20歳くらいの時に居酒屋でアルバイトをしていた時が一番最初だったと思います。

その時は、お客さんが帰るときに言う

ありがとうございました~!

が言えないときがありました。

接客してたら絶対に必要なフレーズですね。

普段は言えるのにたま~に言葉が出ないときがあって、お客さんが帰ろうとして出口に付近にいると思うと怖くて、靴ひも結ぶふりをしてしゃがんでましたね、笑

その後からは、特に気になる事はなくなり、コールセンターでアルバイトもするようになりましたが全く悩んだことはありませんでした。

そのコールセンターでは、受電をすることがなかったので気づかなかっただけかもしれませんが…。

そして、社会人になり25歳くらいの時に、今度は受電で少し詰まったことがありました。

その時は吃音という言葉も知らなかったので、言いづらいだけだと思い、メモ帳に「お電話有難うございます」って書いて読むだけにするとうまく言えていました。

なので、そこまで悩むほどではなく、少し詰まったり噛んだりしているだけ!とあまり気にはしていませんでした。

その後!

今の仕事を2017年4月から始めましたが、死ぬほど悩むことになりました…。

本格的に「お電話有難うございます」が言えなくなりました。

色んな事を試しましたが、上手くいかずこの数ヶ月は地獄でしたね…。

何をしていても、ちゃんと言えるかどうかばっかり考えていて、電話が鳴るのが怖くなってきました。吃ったらどうしよう…とばかり考えてしまい毎日頭痛がひどくなりました。

考えれば考えるほど悪循環になるんですよね~。このままじゃ鬱になるんじゃないかっていうくらいに落ち込みました…。

難発性の吃音改善の為に試したことは?

実際に私が吃音改善の為に試したことを、具体的に見ていきましょう。

自分が難発性の吃音なんだと自覚してからは、いろんなサイトで改善方法を探して試しました。

でも、殆ど効果がありませんでした。

試したことを、具体的に見ていきましょう。

冒頭に「はい!」を付ける

これが一番効果がありました。

はい!お電話有難うございます

最初に、「はい!」を付けると不思議とすらすら言えていたので、これで1か月くらい調子良く過ごしていました。余裕じゃん!って思って誰よりも早く電話をとっていました。

がしかし

ある日から、突然「はい!」をつけても言えなくなりました…。

はい!ぉ、ぉっ、お、お電話ありがとうございます

のように吃ってしまいました。

これはショックでしたね~、周りに全部聞かれていると思うと全身が硬直するような恥ずかしさと絶望感が襲ってくるんですよね…。

よくよくネットで調べると、はい!と冒頭に付けたり似たような言葉に置き換えるのは、

回避行動」と言うらしく、これは吃音の症状をただ悪化させるとのこと。

回避反応として学習された行動パターンは吃音行動を複雑にし治療をますます困難なものにしてしまうものです。

まさに悪化してしまいましたね。

回避行動は一時的には効果がありますが、長い目で見ると改善というよりも悪化につながるので注意が必要です!

口を大きく開けてゆっくり発声する

これは意識すると意外と上手く言えるので良かったです。

口を大きく開けよう!

っていう事に意識が集中するので、不安感が減って上手く言えるんです。

ただ、この方法でも意識していないときにふと電話がなるといつも通り喉が緊張してしまい言えないんです…。突然の電話には弱い対処法ですね。

息を沢山吸ってからゆっくり発声する

電話をとった瞬間に

スーーーーッ

っと息を沢山吸って、それから「おでんわ!ありがとうございます!

みたいに区切っていうと言えました。

意識は、まずは「おでんわ!」だけ言う。言えたら「ありがとうございます」を追加で言うって思うと上手くいきます。

難発の吃音に絶対にダメな対処法は?

みんなと同じように、電話が鳴ったらすぐ発声しようと思うと必ず失敗します。

自分もやろうとしましたが、その時に限って激噛みします。

ぉおっ、おねんわありまとうござぅますぅ

超恥ずかしかったです。

すぐ発声しようってばっかり思ってると、

脳ではアクセルを踏みますが、体はブレーキを踏んだままなんですよね。

アクセルとブレーキを同時に踏んでも、喋れないんです。

落ち着いて、ゆっくり喋るようにしましょう。

難発性の吃音を改善した方法とは?

ここからが本題ですが、私は吃音を改善したというより、吃音の悩みから解放されたというのが正しいかもしれません。

自分がいるオフィスでは6人の少人数なので、電話の声は周りにすごく聞こえやすい環境でした。そこで噛んだり、詰まっていたりすると凄く目立つんですよね。

周りの人にきっと、あれ?って思われていると思っていました。

毎日、電話が鳴ったらちゃんとでれるかな?っていう事ばっかり考えてしまい、頭も痛くなるし仕事も集中できないし最悪の状態でした…。

最終的に我慢ができなくなり、上司に報告する決意をしました。

周囲に自分が吃音だってことを打ち明けることにしたんです!

上司に「相談があります」と言い個室に呼び出しました。

最近電話に出ると詰まってしまって悩んでます。きっと周りも気づいていたかと思いますが、吃音かもしれません

と伝えたところ、笑いながら、

え?全然気づかなかった。全くそう感じたことないよ?

と言われました。自分は真剣に相談したつもりでしたが、上司からするとそんな真面目な顔してそんなことだったのかーという感じだったんだと思います。

そして、「言いずらければ言い方変えて良いよ!」とまで提案してくれたんです!

自分の場合は、「お電話」から始まるのが苦手だったので、

「はい!株式会社〇〇です」に変えれば問題なく言えるんです。

あとは、飲み会の場で社員全員に

自分が吃音でお電話ありがとうございますが言えないので、言い方を変えて電話対応します

と打ち明けました。

打ち明けたことにより、めちゃくちゃ気持ちが楽になって、言い方を変えたので問題なくスピーディーに電話対応もできるようになりました。

全く電話対応に対しての悩みがなくなりました。

吃音を打ち明けるのは勇気がいりますが、言ってみると気づくことがあります。

自分が悩んでいるほど、周りは気づいていないし、気にしていない

こっちは死ぬほど悩んでいるのに、周りにいざ聞いてみると

え?そーだったの?全然気づかなかったー

と言われました。

意外と周りは気にしていないんだなーとそこで初めて知りました。

まとめ

今回の記事で伝えたかったことをまとめると、、、

難発性の吃音で「お電話有難うございます」が言えなくて悩んでいる人は、まずできることから焦らず試してみて欲しいということ。

それでも、悩みすぎて仕事も辞めたい!って考えているのであれば、辞める前に周りにうち開けてみてください。

勇気を出して!

吃音は一人で悩まず打ち明けることで心理的な負担が一気になくなります。

正直にいって、いろんな事を試しましたが、すぐに改善するものでは無かったです。

一番いいのは、打ち明けて、自分が言いやすい文言に変える事を会社に了承をもらってください。

早まって会社を辞めたり、一人で悩みすぎて鬱にならないようにして欲しいです。

もし、悩んでいる方がいれば相談に乗るのでお問合せフォームからメールをくれてもいいです。

この記事が、難発性の吃音で悩んでいる方に少しでも励みになればいいなーと思います。

最近では吃音の認知度も少しづつ高まりつつあり、abemaTVで吃音特集がやっていて就活の面接で吃音がでて苦労している就活生がでていました。

Amazonでいろんな書籍も売っているので、まずは客観的に症状について学ぶのも良いと思います。

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5 件のコメント

  • ササキさん
    コメント有難う御座います。私と同じ感じですね…。一通り試しましたが、なかなか長く効果がないんですよね。上司に告白して、そこの部分を言わないのが一番悩まなくてすみます。いろいろ試してダメだったら打ち明けて見てくださいね!

  • 担当部署が変わりコールセンターに配属になりました。
    突然「お電話ありがとうございます」だけ言えなくなり、電話が鳴るのが怖くなってしまいました。
    色々試してみたのですが、一時的には効果があるものの持続しません。
    仕事が終わるといつも悔しかったり情けない気持ちになります。
    何か突破口がないか探しています。

  • sandyさん
    コメント有難う御座います!コールセンターだと辛いですよね。特に静かな時間帯とかは考え過ぎてしまいストレスになるので…。気にならないくらい忙しいと良いですよね!分かります。近くの人にだけでも打ち明けると楽になりますよ(^^)

  • おはようございます!
    私も難発性吃音です。
    私はコールセンターで「お電話ありがとうございます」「ありがとうございます」あと自分の名前、言えなくて困っています。
    コールセンターなんて選んじゃダメだよなーと思いながらも、好きな仕事なので何とか乗り越えたいです。
    経験からすると気にしないようになれば出てくるものなのですが、気にす暇がないほど忙しいとか。そのうちに忘れて出てくるようになったり、それを待つしかないかなと。

    あとムラさんが書いてあったやり方も試して頑張りたいと思います。

  • 皆さん、気軽にこちらにコメントを頂ければと思います!一人で悩まず、みんなで悩みを共有しましょう。

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