子猫の餌の与え方、間違っていませんか?

今回は子猫の餌の与え方を、時期別に解説していきたいと思います。

一般的に、生後から約1年位までを子猫と定義しているようですね。

今では、スーパーでも子猫用の餌なども売っていてとても便利ですが、子猫の年齢によって与える回数や、カロリー、適量が違うということを理解してから与えるようにしましょう!

生後~3週間

生後すぐの子猫には、なるべく母猫と一緒の環境で育てましょう。

生後3週間の子猫はミルクしか飲まない授乳期です。
人間と同様で、母猫の出産から2~3日の間にでるお乳は、免疫力がつくのでとても重要です。
生後すぐは母猫のお乳を飲ませましょう。
これを飲んでいない子猫は栄養面・健康面が少し弱いかもしれません。

母猫がいない場合

母猫が病気になったり交通事故にあったり、また生まれてすぐに捨てられるというケースは少なくありません。
母猫から離れてしまった生後間もない子猫には、人間が哺乳をしなければすぐに死んでしまいます。

このような場合、ペットショップに行って子猫専用のミルクを購入しましょう。

牛乳では、だめです。ここは間違わないでください。

牛乳に含まれる乳糖を消化できないので、下痢になってしまいます。

ペットショップのミルクには、乳糖を分解する酵素ガラクトースが添付されいます。

ミルクの与え方

まず子猫用のミルクを15cc程度を人肌に暖めます。
次に、猫用の哺乳瓶に入れて、子猫を軽く抱き乳首をくわえさせれば、元気な子猫なら自分から飲んでくれます。

ちなみに哺乳ビンも子猫用のものがあるのでそれを使用しましょう。

ただしミルクは哺乳瓶で飲ませようとしても、中々飲んでくれないこともあります。

その場合は、哺乳瓶の乳首を口の中に無理に入れて、少しずつ飲ませましよう。
またスポイトや動物病院で使うカテーテルを使ってもいいでしょう。

哺乳回数

哺乳の回数は体重250gまでは、1日5~6回で4時間おき位で与えましょう。

体重400g位までは4~5回で5時間おきに与えると良いでしょう。

この時期は子猫の死亡率が高いので注意しましょう!

生後3~6週間

生後3~6週目が子猫の離乳期といわれています。

離乳のお手伝いをしてあげましょう!

お皿をペロペロ舐めれるくらいだと、子猫用のやわからい食事を与えることができます。

母猫とずっと一緒にいる子猫は中々自分から離乳しません。
歯が生えてくると、母猫も乳を与えると痛いので、少しずつ離乳食を与えてみましょう。

もう目が開いて走り回っているような子猫でも、母猫のミルクを飲もうとしますが、母猫が痛がって怒ったります…。

どんな離乳食が良い?

米や野菜の入ったキャットフードは避け、肉類やレバーのペースト状でやわらかいものを選ぶと良いでしょう。
猫用のミルクと混ぜて、ドロドロにしたものを与えます。

硬くて消化しづらいモノではなく、流動食を与えるのがポイントです!

エサを与える際の注意点

餌の容器の下には新聞紙などをしいた方が良いです。
ものすごい勢いで食べて、自分の足を突っ込んだりこぼしたりぐちゃぐちゃになります。

子猫が4匹もいれば大変な騒ぎになります。
また食事中は構わない方が良いでしょう、噛まれます…。

また、可愛いからといって食事を与え過ぎないように注意しましょう。

生後2~6カ月

この時期になれば、ほぼ成猫と一緒の食事になります。

でも育ち盛りなので成猫(1日体重1Kgに対して約70~90キロカロリー)よりも、高いカロリーの食事を与えるとよいでしょう。

目安としては、生後4ヶ月なら体重1Kgで約140キロカロリー位です。

食事の量はどのくらい?

大人の猫であれば1日2回で十分ですが、子猫の食事回数は育ちざかりなので1日3回を目安に与えてください。

1回の量に関しては、1番最初に多めに入れてみて、どのくらいで満腹になるか試してみましょう。

便がかたくなったり、逆に下痢したりする場合は、急に量を増やしたり体の成長に合わないフードを与えている証拠です。

日頃から、子猫の便や体の状態をチェックしつつ、エサの量を調整していきましょう!

豆知識・コツ

猫は、幼い頃に食べた物を生涯、好物とするらしいです。

よく人間が食べるものを与えてしまってそれからずっと、おねだりされるということもあります。

我が家の猫は「きつねうどん」の揚げを食べていました。マタタビのような臭いがするからなのかわかりませんが、人間の食べ物は与えちゃだめですね…。
病気の原因になります。

小さい頃は、正しい食事を与えて、偏りのないように育てましょう。

ドライフードも缶詰のマグロ味も牛肉味も、好き嫌いなく食べられるようにすることが、猫の健康状態を維持するうえで大切になってきます。

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