アキレス腱断裂の痛みは?‐断裂原因と当日の状況

実は、右アキレス腱を2015年10月11日に断裂してしまいました。

今回は断裂時の痛みと原因、当日の状況について書きたいと思います。

自分が断裂した後は、とにかく情報を収集するしか落ち着ける方法がなかったので、

この記事を読んで頂き、少しでも不安になっている方々の役に立てればと思います。

アキレス腱断裂の痛み

大きく4つの段階に分けて痛みを”主観”で書きます。

  1. 切れた瞬間
  2. 手術までの数日
  3. 手術中~手術後
  4. 退院~リハビリ期間

切れた瞬間の痛み

一言でいうと、、、それなりに痛いです。

切れた瞬間は何が起きたか理解できませんでした。痛いと感じるのは数分経ってからでしたね。

間隔としては、ジンジンと突き指した時のような痛みがアキレス腱の周りからふくらはぎにかけてずっとあります。

ただ、思ったよりは痛くないというのが正直な感想です。

肉離れや捻挫、脱臼すべて経験がありますが、その中だと痛みのレベルは一番小さいかなと思います。

断裂した瞬間はなにが起きたかすらわからない。断裂後はジンジンと痛むが我慢できるし、普通に会話もできるレベルです。

手術までの数日の痛み

断裂後は病院へ行きある程度簡単なギブスで固定します。

ギブスで固定している最中は正直全く痛くないです。

なぜなら動かせないので痛くなることはないと思います。

自分の場合は、断裂が10月11日、入院が13日、手術が14日の朝でした。

その間はギブス固定+松葉づえなので足さえつかなければ問題ありません。

手術中~手術後の痛み

手術中は麻酔しているので全く痛みはありません。

問題は手術後ですね。

麻酔が効かなくなってからは、切れたときよりもジンジンして痛いです。

手術の次の日に、トイレなどで松葉づえを使って歩いたりするとかなりドクドクします。。

ひどく足が痺れるような感覚でした…。このまま足を下げていたら傷口から血が出てくるんじゃないかと思うようなイメージでしたね。

退院~リハビリ期間の痛み

退院後は1か月位は足を下に下げたままにしていると耐えられない位しびれます。

日常生活で特に痛かったのが、トイレ、洗顔、睡眠前、仕事中(座っている)です。

なるべく心臓より上に足を上げることが大事なので、仕事中も椅子の上に足を上げていました。

痛みを抑えるためには足をずっと心臓よりあげておくことが大事です。

リハビリは、無理なく徐々にやっていくので苦しむほど痛いことはほとんどありませんでした。

たまに、マッサージされるときが痛いと思うこともありましたが問題ありません。

アキレス腱断裂時の痛み関するまとめ

まとめると、、、

断裂時も、手術も、入院も、リハビリの痛みもすべて我慢できるレベルなので大丈夫です。

ただ一番辛かったのは手術後~1か月間くらいはあまり動かせないですし、足を上に上げていないと痛いので大変でした。

3か月もすれば日常生活は全く問題なく過ごせます。

断裂当日の状況

今回断裂した原因は中学、高校、大学、社会人と続けているバレーボールでした。

男女混合で行うミックスバレーの大会があり、頻度はほぼ毎月出場しておりました。

去年の10月11日…。

3試合目まで勝ち進み接戦。絶対勝ちたい。社会人になってほとんど練習もできていないので辛いけど、、

勝ちたい。ブロックジャンプし着地。

ラリーが続く中、後ろに下がろうとしたその時…

「ブチッ」

「ん??!」

後ろからバットで叩かれたような衝撃がふくらはぎに走りました。

きっと誰かがぶつかったんだとしか思いませんでした。

だが、歩こうとしても歩けない。

そのまま倒れこみ、試合が中断。

周りの人は足が攣ったんだろうと思っていたようです。

介護士の知り合いが近くにいて、足首を触って

「ないない!!アキレス腱ない!救急車呼んでー!」

と冷静に診断してくれました。笑

足を椅子の上にあげたまま待つこと15分。

救急車到着。

担架で運ばれ短パンと黄色いTシャツのまま一人救急車の中へ運ばれました。

救急隊員3名と断裂時の話をしながら、運転手が空きの病院がないかを探す。

日曜日でほとんど空きがなく、空いているのは自宅からも遠く今後通えそうにない病院。

しかも診察まで2時間待ち。

「どうします?待てますか?」と言われるが待つしかない。

「は、はい…。待ちます。」

2時間もこのジンジンとした痛みと戦うのか…と萎えましたがあっという間でした。

それに初めての救急車で、赤信号もすいすい走れるし、あまり揺れないし。

アキレス腱が痛いながらもちょっといい体験ができているぞ、と言い聞かせていました。

断裂当日の病院での処置

車いすに乗せてもらって診断。

「うん、アキレス腱断裂です。」

でしょうね。と思いながら包帯と簡単なギブスをつけて終了。

2時間待ったが、処置は10分くらいで終わり、

松葉づえを6000円くらいで貸出され使い方のレクチャーを受けました。

あとは家の近くで病院探して手術するなりギブス固定で治療するなり選らんでくださいね

と言われ友達に迎えに来てもらい無事帰宅。

そして、運悪く次の日が月曜だが祝日で家で辛抱。

普段できていたことが何もできず情けなくなりました。

トイレも洗顔も寝るのも大変でした。。

なんで急に断裂したんだろう。中学からずーっとやっていたバレーボールなのに…

原因を考えてみました。

アキレス腱断裂の原因

アキレス腱断裂は30歳以降の男性が多く、バドミントン,バレーボール,サッカー,テニスで負傷することが多いようです。

急にダッシュしたときや,バレーボールでジャンプしたときに負荷に耐えられず断裂することが多いみたいです。

ただ、自分の場合は他にも原因があったと思います。

  1. 逆足の膝を痛めていた
  2. 練習不足
  3. 頑張りすぎ

簡単にまとめると上記の3つが断裂の原因だと思っています。

順々に見ていきましょう。

1.逆足の膝を痛めていた

右アキレス腱を断裂する数か月前に、左足の膝をバレーで負傷していました。

半月板損傷と少し水がたまりMRIもとってたくらい…

ただ、我慢できるくらいだったのでバレーを継続していました。

必然と、左の膝をかばうために右足を使っていたのです。

これが断裂のまず一つの要因だと思います。

大人しく、左の膝を治療してからバレー復帰するべきでした…。

色々調べてみると、全日本女子バレーの狩野舞子さんも全く同じ状況でした。

片足負傷→逆足アキレス腱断裂→復帰→さらに逆足アキレス腱断裂。

狩野さんの場合は、さらに逆足も断裂しているのでちょっと違いますが。。

どこか違和感がある場合は、しっかり治してからスポーツに臨みましょう。

2.練習不足

これはかなり大きいと思います。

学生時代であれば週4~6回練習がありましたが、社会人はそうもいきません。

普段の仕事もデスクワークで体を動かすのは、練習が週1回あるかないかです。

今回断裂した大会の前は1か月に2回しか練習をしていませんでした…。

普段大会に臨むときは、最低月4~5回は練習をして筋トレもしてから大会出場していました。

しっかり体力づくりをしてから大会に出るべきだったと反省しています。

3.頑張りすぎ

これは、練習不足なのに頑張りすぎということです。

試合になると学生の頃の気持ちで体を動かそうとしてしまうのです。

体が覚えているので、動かそうとはできますが体がついてこないんです。

体が耐えられるラインを越えてしまいアキレス腱断裂してしまいました。

あの体操オリンピック金メダリストの池谷幸雄さんも引退後に断裂しているのをご存知でしょうか。

なにかのイベントでバック転からの後方宙返りを披露しようとして断裂したようです。

準備運動もせずに、若いころの記憶のまま体を動かすと危険ということがわかりますね。

 

アキレス腱断裂は痛みはそこまででもありませんが、怪我としてはスポーツ選手にとっては致命的な外傷です。

でも、正しいリハビリと治療をすれば必ずスポーツ復帰はできます。

頑張りましょう。

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