ピアノを独学で中学生から練習をして得た事

中学生の頃からピアノを独学で練習し、現在は趣味程度に弾いているピアノについて書こうと思います。

中学一年生から今までピアノ独学歴は15年くらいです。

弾ける曲のジャンルは、クラシック、ジャズ、JPOP、ゲーム音楽等です。

クラシックで弾ける一番難しい曲は、、ショパンの幻想即興曲とかベートーヴェンの月光第3楽章とかでしょうか。

弾けるといっても、ちゃんとやっている人からすれば、音がなっているだけかもしれませんが。。

あとは、中学校3年生の時に、1年生の入学式で父母もいる中で大地讃頌の伴奏をしたり、合唱コンクールで弾いたりもしていました。

最近は暇な時、一人の時間に浸りたい時、CMで気になった曲をなんとなく耳コピしたり、結婚式の余興でも2回ほど弾いたりしています。

結婚式の余興で弾いた時のの様子は動画で撮ってるので、記事の一番下に張っておきます!

実際に独学で練習に没頭していたのは中学の3年間でしたが、

どんな練習をしたか、そもそもなぜ独学でピアノを学ぼうと思ったのか等を書いていきます!

中学生でピアノを独学で練習することにしたきっかけは?

きっかけは一言でいうと、

音楽の男の先生が弾くピアノが、恰好よくて憧れたからです。

当時おそらく25歳とかの先生でしょうか。ルックスも良くて、昔ピアニストを目指していたらしくピアノがすっごい上手で即興でアレンジなどしてしまうような先生でした。

いつも音楽の授業が始まる時に、みんなが着席するまでピアノでCMの曲や面白い曲をアレンジして弾いてくれたりしてくれていました。

まず、中学校1年生の時の自分の中のピアノのイメージは、「女の人の習い事」でした。

自分が男なので、ピアノはやらないと思っていました。

そのイメージがこの先生で、完全に変わりましたね。

そして、中学校1年の終り頃に合唱コンクールがあり、自分のクラスは「旅立ちの日に」が課題曲でした。

この曲のピアノの出だしを聞いた瞬間…

弾きたい!!!!

と強烈に思って、楽譜も読めないのに自宅にあったピアノを触ったのが本格的にやろうとしたきっかけになりました。

なぜ自宅にピアノがあったかというと、兄弟が2人小さいころに習っていたのでありました。

ただ、自分はそれまでピアノが嫌いで兄弟が練習している時も「うるさい!TVの音聞こえない!」とよく怒っていました…。今では自分が一番弾けるようになりましたが、、笑

ここまでが中学校でピアノを始めたきっかけ、の話になります。

最初に弾けるようになった曲

合唱コンクールで歌った「旅立ちの日に」です。

もちろん伴奏は他の人が担当していますが、好きすぎて毎日練習していました。

では、楽譜も読めないのに独学でどうやって練習したのか。

まずは、音楽の授業で聴いた伴奏を思い出して家のピアノを適当に鳴らして似た音を探しました。

もちろん絶対音感もないですし、完全にカンから始まりました。

その後、音楽の先生に授業が終わった後に、「伴奏の出だしってどこの鍵盤ですか?!」って前のめりに聞きまくりました。その鍵盤を覚えて家に帰り、ジャーン!っと弾いてみる。

この最初の伴奏の音が自分の指で鍵盤を押した瞬間に、鳴った音を聞いて感動し、なんどもそこだけ弾いていました、笑

そこからは、楽譜の読み方を音楽の教科書で調べたり、周りのピアノを習っている女の子に聞いたり毎日学校では情報収集!放課後には、学校で空いているアップライトピアノで練習!昼休みは教室にあるオルガンで友達と弾いてみたり、毎日ピアノを弾いていました。

そもそも、それまでピアノを弾いたこともなかったし、なんの基礎練習もなしで両手でいきなり練習し始めるという、、順序もなにもなかったです。

ただ、音楽の先生が言っていたのは、

「弾きたい曲のレベルは考えなくていい。弾きたいっていう目標の曲があればそれに向けて頑張る。弾けない箇所も必ずでてくるから、その時に必要な基礎練習をすればいい」

ということ。

つまり、独学の場合はまず、弾きたいと思う曲はレベルなんて気にしないで練習してみることが大事です!目標の曲があれば必ず独学でも弾けるようになります。

こうして、中学1年生の終り頃から3か月くらいで「旅立ちの日には」暗譜して弾けるようになりました。

中学校2年~は練習の毎日!

旅立ちの日にが弾けるようになってからは、毎日ピアノを弾いていました。

バレーボール部に所属していたので、部活が終わって家に帰ったら弾いて練習するか、部活のない日は学校で練習していました。

夜中まで弾いていて、近所のおばさんが寝間着のまま怒って叫ばれたこともあります…。

そこからは電子ピアノを買ってもらい、イヤホンで練習することが多くなりました。

そして少しずつ楽譜の意味が分かるようになってきたので、最初は楽譜に書き込んでいましたが、そのうち書かないでも読めるようになりました。

とにかくコーラスフェスティバルという合唱用の楽譜を弾いてみることから始めました。

その中でも、大地讃頌が恰好よくて、無謀にもチャレンジ。

初心者にとっては超難関。。暗譜も大変。。これはすんなりいきませんでした。

同時並行で、親戚でギターが弾ける人がいたのでここで

コードと出会いました!

コード

C,G,Am,Em,F,C,Dm,Gのようなコード進行を教えてくれたのです。

よくJPOPの歌詞とコードが乗っているギター用の分厚い楽譜が売っていると思うのですが、それを買ってその裏に書いているコード表を覚える努力をしました。

Cならドミソとかですね。

ある程度覚えたら、それを進行通り和音で鳴らしてみるという感じで覚えました。

ここで、大地讃頌の練習に戻ると、鍵盤がコードのように分けて見ることができるようになり、暗譜がかなりはかどりました!

これでひたすら頑張って大地讃頌も半年くらいで弾けるようになりました。

中学校3年生で新入生の入学式にて、大地讃頌の伴奏担当へ!

これが人生で初めて、人前でしっかりと演奏する機会になりました。

一人で楽しむのとは違うプレッシャー。

本番まで何度も学年練習もありましたが、指揮者を見ながら弾くのも初めて、伴奏も初めて、人前で弾くのも初めてで緊張と責任感に押しつぶされそうになりました。

一クラス30名×6クラスで180名近くが歌う大地讃頌の伴奏担当。。

体育館での全体練習で、緊張で頭が真っ白になって伴奏を止めてしまったこともありました。

だからこそ、毎日必死で練習して、この期間に相当上達したなーと実感。

入学式での演奏当日!

本番の日がきて、父母の皆様もいて、新1年生がいて、周りは赤い垂れ幕もあり、いつもと全然違う雰囲気でした。

伴奏までの間ずーーーーっと、膝の上で伴奏を繰り返しイメージトレーニングするが、イメージのなかで失敗してばかりで焦ってましたが

なんとか成功!大きなミスもなく弾くことができました!!

この快感がまたピアノを好きになっていくきっかけになっていき、独学はとまらない!!

クラシックも練習!月光第三楽章

ピアノピースー001 月光の曲/ベートーベン (全音ピアノピース)

今度は、初のクラシックを弾いてみたい!と思ってしまい選んだ曲が、、

難易度が高いベートーヴェン月光の第3楽章。

素人には死ぬほど難しいですが、恰好いい曲だったので必死で練習しました。

弾いて見せたときに誰かに「すごい!」って言われるのが好きだったんでしょうね。笑

これも中学校3年生の間にずーっと練習してなんとか通して暗譜で弾けるようになりました。

ハノンで指のトレーニング!

月光の第三楽章ともなると、普通に練習しても絶対に弾けません。

指が動かない!と悩んでいてであったのが教本のハノン。

なにも面白くない単調の繰り返しですが、音楽の先生に練習の仕方を聞いて、

リズムを変えたり、ゆーっくり弾いたり、スタッカートで弾いたり、沢山練習しました。

そうすると、段々指が軽やかに動くのを実感。

早い曲が少しずつ弾けるようになりました。

これは、必ず独学の中で通る道だと思います。

全訳ハノンピアノ教本 全音ピアノライブラリー

中学最後の合唱コンクールの締めで伴奏を担当

CD中学3年生の最後の合唱コンクール。

全学年が歌ったあと、一番最後に「この合唱コンクールを締めくくる最後の全体合唱です」という感じで3学年全員で学校のオリジナル曲を歌うのですが、その伴奏を担当しました。

しかも音楽の先生からお願いされたのが、1週間前という…

「お願いあるんだけど…いいか?そんな難しくないから弾いてくれ」

と憧れの音楽の先生からお願いされたので即答で「弾きます!」と回答しました。

本当に簡単な伴奏だったのですが、リズム感のない自分は演奏している途中で早くなったり遅くなったり…。

曲自体はすぐ弾けるようになったのですが、そこだけが不安のまま本番へ。

本番当日

この日も緊張。全体を締めくくる演奏。

しかも録音されてCDになって学校全体に配られるのです…。

いざ、始まるとやっぱり早く伴奏を弾き始めてしまいました。

すると、憧れの音楽の先生が、本番中に後ろに立ってくれていて

肩を指で、トントンとリズムを刻んでくれたのです!

それで落ち着いて、弾けるようになり、途中から先生も離れていきました。

なんとか弾き終えることができ、あとで録音して配られたCDを聞くとやっぱり出だしの伴奏が早い。

でも途中から安定したのを聞くと、今でも先生に助けれられたのを思い出します。

あとから先生にあの時のことを聞いたら

「段々落ち着いてきたのが分かったら、もう大丈夫と安心したから離れた。親離れするような、お前が巣立っていくような感覚で感動した」

と言ってくれました!

中学から始めた独学で得たもの

社会人になってからは、結婚式の余興でピアノが弾ける友達と連弾で演奏したり、

遊びで弾いたりしています。ピアノは本当に癒されます。

ピアノを教室に通ったりして習わなかったからこそ、自分で調べたり、周りに聞いたりする力がついたなぁと思います。

もちろん、習っていないからこそ下手くそで、指の形とか基本的なところが荒く仕上がってしまいます。

でもそれ以上に、独学でピアノをやってきたからこそ経験できるところがあったとも思います。。。

中学生からでも、独学でも、ピアノを始めるのに遅いとかありません。

必ず、弾きたいがあれば弾けるようになります。

あとは、自分がどう行動するかだけなので、今から独学で学びたいなー!って思っている方は初心者でも気にせず是非ピアノを練習してみてください!

最後まで読んでいただき有難うございました…!

あと、結婚式の余興で引いた時の様子を張っておきます!

手前で低音を弾いています。

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2 件のコメント

  • kentaさん
    コメントありがとうございます!
    そうなんですね!!凄い、笑
    結婚式の余興の動画も記事の最後に張っておいてので是非見てください!
    独学でもある程度は弾けるようになりました!

  • 中学から独学、合唱コンクールの伴奏者からショパン幻想即興曲、結婚式の余興演奏…と、僕の紹介かと思うくらい似たような経験!
    びっくりついでにコメントしました笑

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