みなさんが転職する時に重要視するポイントは何でしょうか?
条件?環境?人間関係?…等など。
色々あると思います。
- 給与
- 雇用形態
- 勤務地
- 休日(ラークライフバランス)
- 仕事内容
- 会社規模
- 人間関係
私は、上記の順番で「給与」が前職よりも上がる事を重要視して転職活動をしました。
そして、失敗をしました。
希望するところから採用を貰って、
「給与も年収500万以上目指せるし、前職よりもステップアップだ!給与が良ければなんだって頑張れる!」
って思っていたのに、たったの1週間だけ働いて、辞表を出すことになりました。
今は、また違う会社から採用をいただき、1年近く働けています。
今回の記事では、
「給与」重視で転職をすると失敗するよ!
ということを、実体験をもとにお話しできればと思います。
もちろん、もともと高い給料をもらえるだけの、能力とポテンシャルがあるエリートには関係ない話になると思いますが…。
目次
なぜ給与重視だと転職に失敗する?
人が会社を辞めたい!って思うときに、原因となる理由は知っていますか?
大きく分けると、以下の3つに分けられます。
- 1位:半径5メートル以内の人間関係
- 2位:給与
- 3位:仕事内容
ここで、注目してほしいのは、退職理由の1位が「人間関係」ということです。
どういうことかというと、
給与重視で転職をしても、結局は周りの人間関係で辞めていくんです。
人間関係と言っても、
「上司が嫌だ」「部下が嫌だ」「同僚が嫌だ」「取引先が嫌だ」
など色々あると思います。
でも、よく言われるのは半径5メートル以内の人間関係がうまく構築できないと、新入社員も中途入社した人も辞める傾向が高いという事です。
あるアンケートでは会社への退職理由は、
「家庭の事情」と伝えていても、実際の本音では以下のような結果になっています。
このグラフが示すように、給与重視で転職しても、身近な人間関係が悪いと失敗します。
逆に言えば、半径5メートル以内の人間関係が良好であれば、給与重視でも失敗は避けられます。
優先順位が給与重視で失敗した体験談
実際に、私が給与を第一優先に考えて転職した結果、1週間で退職する羽目になった体験談です。
転職する前の会社では、5年間人材派遣会社で働いており、給与は生活するのには困らないけど貯金はできないくらいのものでした。
そこで、29歳になって、「もう少しで30歳になってしまう…。20代のうちに転職しないと…!」
と焦り、転職活動を始めました。
求人情報でチェックするポイントは、第一に給与でした。
せっかく人間関係もいい職場を辞めて転職するのに、
今より年収が低いところに行くなら意味がないし、職場の人にも自慢できない…
っていう、今思えばどーでもいい、くだらない事に拘っていました。
そして、見つけた求人が
「年収〇〇以上!土日祝休み!年間休日120日以上!社員旅行あり!」
というような、誰でも飛びつくでしょ!っていう求人に応募し、同業界で経験もあったので採用となりました。
転職初日までの心境
給与が前職に比べてかなり良かったので、残業月40時間なんて余裕!と思っていましたし、人間関係は前職でもそこそこ良かったから大丈夫!と余裕をこいてました。
新しいスーツを購入して、名刺入れや靴やコートも新調して、やる気満々です。
メモ帳に、給与がこれだけ入ってくる予定だから、毎月これくらいは貯金出来て、ボーナス入ったら旅行もいけるなーなんて考えていました。
前日までの心境は以下にまとめています。
転職初日~辞めるまでの1週間
まぁ、初日から「この職場、やだ」って思いました。
まさに、半径5メートル以内の人間関係ですね。
自分の横には、性格の悪い、暴言吐きまくりの男上司。
隣は、ヤクザみたいな顔した20代前半の若者。
飛び交うように、派遣に登録しているスタッフに対しての悪口。
そして、その最悪な人間関係の中9時~21時くらまで、お昼休憩と1回トイレにいくだけで、
あとはずーっとその上司の横で仕事。
精神崩壊しそうでした…。
退職日
その日も、21時くらいに家に帰ってきてご飯を食べて、寝ようとしましたが寝れません。
友達に相談してみたり、もし辞めたらこのあとの生活どうなるかな?って考えました。
もう、考え出した時点で、その思考は止まりません。
夜中になり、朝まで考えて、出社時間に合わせて電話をしました。
「今日で辞めさせてください」
「うん、わかったよー。退職届送ってね。」
こんな簡単に終わっていいの?と思う位あっけなく退職しました。
そこからは、金銭面と次の転職活動で大変でしたが、前の職場の仲間にも助けられ、なんとか新しい職場に就けています。
詳細は下の違う記事で書いているので良かったら見てください。
転職は給与以外を重視しよう!
私がこの失敗から学んだのは、転職は給与ではなく、会社の雰囲気やそこにいる人を見て選ぶべきだという事です。
いくら給与が良くても、環境が悪かったり自分に合わないと続きません。
今は、最初の職場よりも給与が若干下がっていますが、人間関係はとてもよく、プライベートも重視できて、こうしてブログを書くこともできています。
失敗した転職先にいた1週間は、ずっとこう思っていました。
「給与は生活できる分だけあればいいから、プライベート重視したい」
転職する前とは、全く違う思考になっていました。
転職面接で人間関係を見極める方法
これは、かなり難しいです。正直。
社内の雰囲気や、人間関係を気にしすぎて、面接時の質問で以下のように言ってしまうと、不採用になる可能性も高くなります。
- 「オフィスの中を見学させてください」
- 「人間関係はどうですか?」
- 「何時に帰っているんですか?」
このようなネガティブに受け取られるような、質問ばかりすると落ちます。
私が個人的に、思うのは
面接官の対応
これを見れば何となく、その会社の社風がわかると思います。
面接官からはその会社のカラーがでます。
完全にマニュアル通りにやっていたり、感情が表に全くでないような面接官がいる会社は要注意です。
あとは、「どんな人が嫌い?」とか「どんな人苦手?」というような質問が多い面接官も注意が必要かもしれません。
もしかしたら、凄く癖のある社員がいるから、その人たちとうまくやっていけるかを試すために効いている可能性もあるからです。
実際に、私が失敗した転職の面接時に同じような事を聞かれたのを覚えています。
自分が、会社の面接をするつもりで、面接に臨みましょう!
転職エージェントを使うのが早道
自分で面接に行って、確かめるのも良いですが、正直転職活動としては効率が悪いです。
リクルートエージェントを使うのが一番おすすめです。
無料で登録できて、仕事も探してくれて、その職場の環境も熟知したエージェントから紹介されます。
実際に、私もリクルートエージェントを使ってきました。
面接対策も無料でしてくれて、アドバイスをくれたり、相談にも乗ってくれました。
面接時に聞かれる可能性が高い質問やどんな担当者等を知っているケースも多いので、失敗しない転職はしっかり大手のエージェントを活用しましょう。
まとめ
転職は、給与で選んではダメです。
それが、この記事で伝えたかったことですが、とはいってもお金も必要。
だから私は、年収は高くないけど生活できる仕事を見つけて、プライベートを重視し、副業で稼げるように今頑張っています。
色んな働き方があるので、単純に給与に惹かれて転職というのは良くありません。
給与が高いところというのは、それなりにしんどい部分が多いです。
ハードワークで体を壊して、入院なんてなったら元も子もありません。
私の場合は、29歳の転職で失敗をしたおかげで自分の働く上での価値観がわかり、今の職場では30歳を迎えてとても充実して過ごせています。
給与重視で考えず、広い視野で、よ~く考えて、
慎重に転職をしましょう!
コメントを残す