この記事では、子猫から育てる前に知っておきたいポイント・コツを解説します!
子猫から育てる場合は、成猫から育てるよりも難易度が高いです。
子猫といっても、生まれたての目も開いていない子猫から自由に動き回る子猫まで様々です。
目次
子猫の入手時に気を付けたいポイントとは?
子猫を飼う場合には、大きく分けて3つの入手先があります。
どんな経緯で飼うことになったかにより気を付けたいポイントが変わります。
拾ってきた子猫の場合
まず猫は、生後6か月までを幼猫、6か月~1年までを未成猫、生後1年以上を成猫、と大きく3段階に分類できます。
そして、捨て猫を拾ってきたという理由で猫を飼っている人は非常に多いです。
まずは、拾ってきた猫の生後日数を知らないと適切な育て方ができませんので、生後日数を調べてみましょう!生まれたての子猫であれば育てるのは容易ではありません。
生後日数に応じて適切な育て方をしましょう。
●へその緒がある
→生後1~2日以内です
●目が開いていない
→生後10日以内です
●動き回れる程度
→生後3週間目以上です
●乳歯が生えて噛める
→生後30日以上です
30日以上たっていれば成猫と同じように育てることができます。
もらってきた猫の場合
友達や知り合いから譲り受けた場合、以前飼っていた人にその猫のクセや性格などを聞いておきましょう。
もらうタイミングとしては、しっかり母親の母乳を飲む時期が終わって、離乳がすんでからにしましょう。
というのも、母乳にしか含まれていない栄養素や抗体によって将来、病気にかかりやすいかどうかが変わってくる可能性があるからです。
離乳がすんで、自分で食事がとれて、自由に動き回れるようになる生後2か月くらいがよいでしょう。
子猫は、生後1か月くらいから人間に近付いてじゃれてくるようになります。
この時期から生後3か月までに性格や仲間との社会的関係が形成されてくるので、新しい環境に慣らすにはいい機会なのです。
ペットショップで購入する場合
見た目で判断せずに、実際に子猫に触れて、元気かどうかを確認することが大事です。
せっかくショップの店員さんがいるので、詳しく子猫の特徴や性格をきいてみましょう。
親猫の元から子猫を連れていくポイント
親猫と一緒の子猫を連れて行く場合は母猫に気づかれないようにしましょう。
母と子の絆は強いので細心の注意を払いましょう。
あまり早い時期から離すと、子猫が体調不良になったりもします。
また、母猫がしばらく子猫を探す声で鳴いていたりします…。
子猫を母猫から引き離して運ぶ当日は、子猫の朝食は抜かせましょう。
これは移動中に母猫から離された不安から吐いてしまうのを防ぐためです。
外が見えない箱などに入れて移動しましょう。
暗い所で少しでも気持ちを落ち着かせてあげましょう。
これまでの食事内容、与える時間帯、回数をよく聞いておき、なるべく今までと同じようにしましょう。
できれば、母猫の匂いの付いたタオルケットやそれまでしていたトイレの砂を分けてもらい使いましょう。
子猫の健康状態をチェックしよう!
子猫が家に来たら、まず健康状態をチェックしましょう。
ひとつでも異常があった場合、獣医に相談してみましょう。
こんな子猫の場合は気をつけよう
- 目
…結膜があかく、目やにがある。 - 鼻
…常に鼻水が出てたり、乾いている。 - 口
…歯肉が赤い - 耳
…耳の中に耳垢が多い - 皮膚
…脱毛している。ザラザラしたかさぶたがある。 - 肛門
…赤くただれている。便がついている。
他にも全体的な動きにも注目してあげましょう。
1か月以上たっていれば、人が近づいてくれば、寄ってくるか威嚇するのが普通です。
じーっと動かないということはありません。
何事にも無関心すぎる猫の場合、体調が悪いかもしれません。
健康な猫の条件とは?
- 目がぱっちりしていてさわやか
- よく食べてよく寝る
- 軽く太っていて毛にツヤがある
- 体がやわらかくてしなやか
- 好奇心旺盛で遊びたがる
- しっかりした便をする
事前に子猫の健康状態を見極めておきましょう。
少しでもおかしいかな?と思ったら病院へ連れて行くようにしましょう。
猫は体調が悪くてもあんまり行動に変化がないので、気にして観察をするように心がける必要があります。