【書評】ひろゆき「論破力」を読んだ感想と要約!

ひろゆき「論破力」

人を殺すのは悪い事なので、絶対にしてはいけません

これに対してあなただったらどう反論しますか?

ひろゆき氏であれば、

戦争で人を殺している兵士は、みんな悪い人ですか?

戦争状態でトランプさんのように偉い人が命令した場合は、人を殺してもいいのであればアメリカ人が相手を殺すのも、過激派イスラム国の偉い人が兵士にテロを命令して人を殺すのにも大差がないので、人を殺してもいいってことですよね?

と論破してしまいます。

論破力」にはこんな感じで論破するテクニックが沢山書かれています。

ムラ
ひろゆきの名前でお馴染みの2ちゃんねる開設者、西村博之さんの「論破力」を読んだ感想と気になったポイントを要約したいと思います!

ひろゆき氏の考えがぎっしりと詰まっている、とても勉強になる本です。

本のカバーをめくるとこんな事が書いてあります。

論破力を身につけ、世界を思い通りにしてみませんか?

「ああ言えばよかった」と日々モヤモヤしているあなたへ。

敵を作らず、かつ理路整然と言い返し、他人を思い通りに動かす方法を伝授。

「論破力」とは、説得力のある話し方のこと。

論理的な考え方の基本や、便利なキラーフレーズなど、ビジネスから日常のイライラにまで役に立つスキルが満載!

”自分史上最強モード”でストレスフリーな毎日を。

まさに「ひろゆき氏=論破」と言っても過言ではないくらい、世間的にはそんなイメージがあると思います。

もしひろゆき氏が論破している人が見たい方は、ユーチューブで「ひろゆき 論破 勝間」と検索してみてください。

デキビジという番組で、経歴も超優秀な勝間さんを圧倒的に論破しています。

この本の中でも、どういうロジックで論破していたのかも解説されています。

本を読む前の予習として、まずは動画を見たほうが良いと思います。

それから、この本を読むとあーなるほどと納得できるはずです。

ひろゆき氏の他の本のレビューはこちら↓

【書評】ひろゆき「働き方 完全無双」を読んだ感想と要約!

2018年4月15日

「論破力」の構成は?

構成は以下のような感じです。

「論破力」の構成

  • まえがき
  • 第1章 議論とはゲームである
  • 第2章 観客の心を揺さぶる論破テクニック
  • 第3章 手ごわい相手に「YES」と言わせる説得術
  • 第4章 厄介な人を転がす技術
  • 第5章 「ああ論破したい!!」
  • 第6章 議論に強くなる頭の鍛え方
  • あとがき

一人称は「おいら」から始まって、ひろゆき氏が書いている感じの語り口調で書かれています。

全部で246ページに渡って、論破の仕方について具体的に書かれています。

ひろゆきの「論破力」を読んだ感想

論破力の特徴としては、ひろゆき氏の語り口調で説明してくれているので、すごく読みやすい本です。

そして、かなり具体的です。

よくある自己啓発本みたいに、読んだはいいけど実践しようがない本とは違って、日常生活のどんな場面でも応用が利くような考え方、テクニックを説明してくれています。

「あの人を論破したい!」と思っている人や、仕事中に使える論破力を身につけたいと思っている方には、かなりおすすめできる本です。

私自身、普段誰かを論破するつもりもありませんが、ひろゆき氏みたいに余裕な感じで笑って論破できたら…と思う場面も多々あります。

いつもユーチューブでひろゆき氏が一人で喋っている動画とかを見て、「そんな考え方があるのか…!」と感心させられています。

私の中では、ホリエモンとかメンタリストDaigoとか、最近だとキングコングの西野さんとかも同じ感じで、ロジカルな人間が割と好きなんですよね。

その中でも、議論させたら日本で1番じゃないかと思っているのがひろゆき氏です。

そんなひろゆき氏の論破する力はどういう思考で、どんなテクニックで使っているのかが分かる本です。

寝る前に30分くらい読めば、3日で読み終わるくらいの本ですので、是非一度読んでみてください。

ひろゆきの「論破力」の要約

さて、「論破力」を読んだ中で、これだけは覚えて使うぞ!と思った論破テクニックを3つだけ厳選して要約していきます。

要約①周りの人を説得させる話し方が大事

本のまえがきで説明している内容ですが、正直これが一番大事だと思ったので、紹介します。

引用(P6)
話している論理や事実がちゃんとしているのと同時に、それを見聞きしている周りの人たちに、「この人が言っていることは正しいんだ」と思わせるような「印象」を与えること。それがおいらの言う「論破力=説得力のある話し方」です。

確かにひろゆき氏のが論破する場面を見ていると、周りの観客を納得させるような話し方をしているんですよね。

議論の勝ち負けを決めるのは、周りの観客だから、周りを説得するにはどういう言い回しが共感を得られるかを考えて話したほうが良いということ。

ひろゆき氏の場合は、議論になってもどちら側の立場でも勝つことができるんですよね。

それは、周りを納得させる力があるからという事は覚えておきたいポイントの一つです!

要約②「好き・嫌い」は議論しない

引用(P41)
「これが好き」とか「これが面白い」とか、事実ベースではなくて個人の主観による評価や判断については、討論してもしょうがないとおいらは思っています。

これは意外でした…!

ひろゆき氏はなんでも論破しているイメージだったけど、論破するべき内容、しないほうが良い内容を見極めて話していたんです。

確かに、個人の主観であれば正解がないですもんね。

じゃぁビジネスの場面で、デザイン案に関してどっちがいいか聞かれた場合はどうしたらよいのか。

ひろゆき氏は、「偉い人の言うとおりにすればいい」と言っています。

この意見もロジカルで、自分が上司の推している案とは別の案が良いといって、それが通って失敗したら自分の責任になるくらいなら、上司の言うとおりにしたほうが無難という論理です。

つまり、好き嫌いで議論する場合は、自分の立場的に特になるほうを選ぶ方が良いという事ですね。

さらに言うと、上司がなぜそっちの案を選んだかを仮説を立てて考えるのが大事とも言っています。

なるほど、、ひろゆき氏は誰でも構わず論破するわけじゃないんだな…という事が分かりました。

状況を見て、自分が有利な方に進む話をしていきましょう。

要約③「はい、いいえで答えてください」

引用(P188)
はい・いいえで答えてください」という質問に対して、はい・いいえ以外の答え方をする場合、すごくくるしく感じられてしまう。つまり、はい・いいいえで答えられない時点で、見ている人の評価は固まってしまうというわけです。

これはまさにこの記事の冒頭に紹介した「デキビジ」という番組で勝間さんに対して論破した時に使っていたテクニック。

実際に、勝間さんがすんなり答えられなかったので、見ているこちら側は「ひろゆきすげぇなー」と思ってしまいました。

もし、話がかみ合わない時や言っていることが事実と違う相手には、このフレーズを使えば周りからの印象で得をするかもしれません。

まとめ

この記事では本の一部しか紹介できませんでしたが、普段だったら気づかないような視点、たとえ話がたくさん盛り込まれていて、面白い本でした。

論破力のある人になるには、

  • 事実ベースで話す
  • 意見は言わない
  • 周りを説得させる話し方

まず、この3つを意識することから始めましょう!

そして、所々でひろゆき流キラーフレーズを入れて、「はい・いいえで答えてください」みたいに追い詰めていきましょう、笑

ちなみに本の中でキラーフレーズは3つ紹介されていました。

とはいえ、論破力は諸刃の剣なので、使いすぎると自分が不利になる場面も多いはずです。

会社の中でやたら上司を論破しても、出世ができなくなるので使う場面は注意したほうが良いです。

他にも怒らないようにする考え方や面倒な人とうまく付き合う方法など、生きていくうえで身につけたいテクニックが沢山書いてありました。

個人的には、かなりおすすめできる本でした!!

まだ読んでいない方は、是非購入して読んでみてください。

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